8月4日、キロンが逆行へ入ります。日本時間では午前5時10分頃、牡牛座0度52分付近から逆行を始め、2027年1月6日まで続きます。キロンは占星術で「傷と癒し」を象徴する小天体として知られています。ただ、ここでいう癒しは、嫌だった記憶をきれいに消してしまうことではないんですよね。同じ経験を思い出しても、以前とは違う見方ができるようになる。そこに今回の逆行を考えるヒントがありそうです。
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逆行が始まる場所は牡牛座です。牡牛座は、お金や所有、身体、安心感、自分にとって価値のあるものなどと縁があります。
そのため8月から9月にかけては、「これがあれば安心」と思っていたものについて、少し違った感覚が出てくる人もいるかもしれません。
収入が減るという意味ではありません。むしろ、お金があっても不安が消えないとか、長く続けてきた仕事なのに安心できないとか。自分が何を根拠に「大丈夫」と感じていたのかが気になってくる感じです。
人間関係でも似ています。長く付き合っているから大切なのか。それとも、今も一緒にいたいから大切なのか。昔から持っているもの、慣れている場所、続けてきた習慣についても、同じような問いが出てくることがあります。
でも、違和感が出たからといって、すぐ手放す必要はないんですよね。むしろ今回は、なぜ自分がそこに強くこだわるのかを知ることのほうが大切です。
そして9月18日頃になると、逆行中のキロンは牡牛座から再び牡羊座へ戻ります。
ここからテーマは「何を大切にするか」から、「自分自身をどう受け入れているか」へ少しずつ変わります。牡羊座のキロンは、自信や自己主張、自立、挑戦することなどに関する引っかかりと縁があります。
やりたいのに怖くて始められなかったこと。誰かと比べて、自分には無理だと思ったこと。言いたかったのに言えなかったこと。2018年頃から何度か似た経験をしてきた人なら、そこをもう一度振り返る場面もありそうです。
ただ、以前とまったく同じ場所へ戻るわけではありません。この数年で経験したことがありますし、当時よりできることも増えています。
今回のキロン逆行は、過去の傷をもう一度痛くするための期間というより、「あの経験を今の私はどう見ているんだろう」と確認する時間です。
痛かった記憶まで無理に肯定しなくていいんです。それでも、その経験を抱えた自分がここまで来たことは残っています。2027年1月までの約5か月は、そこから何を受け取り、これから何を自分の力として残していくのかを、ゆっくり考えていく期間になりそうです。

