3月20日、太陽が牡羊座入りとなります。この日は春分でもあり、占星術ではここから新しい一年が始まる節目にあたります。年が明けてからもう三か月近く経っているので、「また一年の始まり?」と少し不思議に感じるかもしれません。でも、冬を越えて日差しや空気が変わってくるこの頃は、気持ちのほうもようやく新しい季節に追いついてくる感じがあるんですよね。
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牡羊座は12星座の最初に位置します。まだ形になっていないものに手を伸ばすこと、自分の感覚を頼りに最初の一歩を選ぶこと。そうした「始まり」の性質を持つ星座です。ここから4月20日頃まで太陽が牡羊座に滞在するため、しばらくは考え続けるより、まず試してみたいという気持ちが出やすくなる人もいると思います。
ただ、全員が急に前向きになれるわけではないんですよね。新年度を前にして疲れている人もいますし、何かを始めたい気持ちはあるのに、まだ方向が見えていない人もいます。そういう時に「新しい一年だから何か始めなければ」と焦らなくても大丈夫です。
むしろ今回意識しておきたいのは、自分の中で少しでも「こっちが気になる」と感じるものがあるかどうかです。大きな目標でなくてもいいんです。会ってみたい人がいる。調べてみたい仕事がある。久しぶりに再開したいことがある。生活の中でひとつ変えてみたいことがある。そんな小さな反応も、この時期には大事になってきます。
牡羊座らしさは、誰かに背中を押してもらうまで待つより、自分の中に生まれた最初の感覚を信じてみるところにもあります。周囲と同じペースでなくてもいいんですよね。まだ小さな興味しかなくても、それが今年の入口になることはあります。
春分は昼と夜の長さがほぼ同じになる日です。季節としても、冬側に傾いていた時間から春へ切り替わっていく境目です。だから、これまでを全部否定して新しくするというより、「ここから何を続けて、何を変えていくか」を考えるくらいがちょうどいいと思うんです。
3月31日には金星も牡牛座へ入ります。月末に近づくにつれて、勢いだけではなく、自分にとって心地よいものや本当に価値を感じるものへ意識が向きやすくなります。最初から完璧な答えを決める必要はないんですよね。
太陽が牡羊座へ入る3月20日は、何かを無理に始める日ではありません。ただ、「この先の一年、私はどちらへ向かいたいのか」を少しだけ自分に問いかけてみる。そこで浮かんだ小さな気持ちを、そのまま置き去りにしない。そんな春の入口として受け取ってみるとよさそうです。

