3月19日、魚座で新月となります。今回の新月は、翌日に春分を控えたところで迎えるのが印象的です。春分は占星術では一年の始まりに重なる節目なので、その直前にいったん気持ちを空にしておくような時間が入るんですよね。何かを始める前に、抱えすぎているものを少し下ろす。そんな感覚が合いやすい新月です。
■イベントページはこちら↓
魚座は12星座の最後に位置する星座です。ひとつの流れを終え、次へ向かう前の境目にあたります。だから今回の新月では、未来の目標を急いで決めるより、ここまで自分が抱えてきた感情や考え方を振り返るほうがしっくりくる人も多いと思うんです。
たとえば、もう終わったことなのに何度も思い返してしまう後悔。手に入らなかったものへの執着。誰かに言われた言葉がずっと残っているとか、続けているけれど本当は少し疲れていることとか。普段は忙しさの中で見ないふりをできても、こういう時期にはふと意識に上がってくることがあります。
でも、それを無理に消そうとしなくてもいいんですよね。魚座が象徴するのは、理屈だけでは説明しにくい感情や共感、夢、直感のような領域です。答えを出すことより、「私はまだこれを気にしていたんだな」と気づくだけでも十分だと思います。
人との関係でも似ています。誰かと完全に縁を切るとか、何かを大きく終わらせる必要があるわけではありません。ただ、相手に期待しすぎていないか、自分ばかり我慢していないか、昔の関係を今の自分にもそのまま当てはめていないか。そういうところを少し見直してみると、気持ちが軽くなることがあります。
翌日の3月20日には太陽が牡羊座へ入り、春分を迎えます。魚座から牡羊座へ移るこの境目は、終わりから始まりへ切り替わるところでもあります。だから19日に全部を決めなくてもいいんです。むしろ空白を残しておくくらいでちょうどいいのかもしれません。
部屋の不要なものを片づける。SNSの通知を減らす。少し長めにお風呂に入る。眠る前に一年を振り返る。そんな小さなことでも十分です。大切なのは、何か新しいものを無理に足すことではなく、今の自分にはもう必要ないものに気づくことなんですよね。
この魚座新月は、勢いよく次へ進むための日というより、その前に一度荷物を軽くする時間です。春分から始まる新しい流れに向けて、何を持っていき、何をここに置いていくのか。そんなことをゆっくり考える一日にしてみるとよさそうです。

