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ホシロジー編集部の篠宮です。
日本時間2月28日の土曜日、日没のあとに6つの惑星が空に並びます。といっても、ひとつの場所にぎゅっと集まるわけではないんです。西から東へ、空の広い範囲に点々と光が続いていく。その様子が「惑星直列」や「惑星パレード」と呼ばれています。
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観察は日没から30分ほどが目安です。まず西の低い空に水星、金星、土星。そこから視線を南東から東へ上げていくと木星が見つかります。金星と木星は明るいので比較的見つけやすいです。土星は薄明の中で少し淡く感じるかもしれません。水星は本当に低い位置にいて、気づいたら沈んでしまう。天王星と海王星は暗いので、双眼鏡や望遠鏡があったほうがいいです。
こうして複数の惑星が同時に空に見えるとき、人はどうしても「特別な意味」を探したくなるんですよね。人生の転換点とか、エネルギーが強まるとか。確かに、象徴が重なるときではあります。ただ、何かが急に変わるというより、自分の内側にあるテーマが一斉に照らされる感じなんです。
今回並ぶ惑星は、知性や愛情、拡大、責任、変革、そして癒やしに関わる象徴をそれぞれ持っています。それが空に広がっている。つまり、自分の中のさまざまな側面が同時に浮かび上がりやすい時期なんです。理性も感情も、現実的な判断も、理想も。どれかひとつではなく、全部が同時に存在していることを思い出させてくれる。
水星と金星が魚座にあるときは、言葉や愛情が少し柔らかくなりやすいです。理屈より感覚が先に立つこともある。木星が蟹座にあるときは、家庭や居場所への意識が膨らみやすい。外に向かうというより、自分の基盤を見つめる感じです。土星と海王星が牡羊座に近い位置にあるのも象徴的で、理想をただ思い描くだけではなく、それをどう引き受けるのか、という問いが出やすい。天王星が牡牛座にいるときは、豊かさや価値観の感覚が揺れやすいんですよね。
数の巡りで見ると、2026年は1のエネルギーを帯びています。始まり、自己、選択。そこに複数の惑星が視界に入る配置が重なると、「自分はどの方向を見るのか」という問いが自然に立ち上がってきます。誰かの流れに乗るというより、自分の軸を確認する感じです。
だからこの日は、無理に何かを決めなくていいんです。空を見上げて、「いろんな光が同時にあるな」と感じるだけで十分です。焦って答えを出すより、自分の中にある複数の思いをそのまま認める時間にしてみる。理想も現実も、迷いも希望も、全部が並んでいる。それが今の自分なんですよね。
宇宙の大きな配置に合わせて何かを起こす必要はありません。ただ、深呼吸をして、自分の内側の声を聞く。何を大切にしたいのか、どんな感覚が心地いいのか。その確認だけで、この稀な配置とちゃんと響き合っています。
空に光が散らばる夜は、選択肢が増えたように見えるかもしれません。でも本当は、自分の中にすでにある光を見つける時間なんだと思います。

