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ホシロジー編集部の篠宮です。
日本時間1月7日(火)未明1時17分頃、しし座の1等星レグルスが月に隠される恒星食が起こります。東京では1時17分頃に明るい縁から星が消え、2時21分頃に暗い縁から再び現れます。観測は佐賀県から宮崎県より南を除く広い範囲で可能です。南東の空、しし座の方向です。
夜中の1時台って、少し不思議な時間帯なんですよね。もう寝ている人も多いですし、起きている人はどこか考えごとをしている時間でもあります。そんな時間に、月がレグルスを隠すんです。
レグルスは、しし座の心臓にあたる星です。王の星とも呼ばれます。自尊心とか、誇りとか、自分の中心にある光を象徴します。その光が、一時的に月に覆われる。しかも月齢18の、かなり明るい月です。
肉眼ではなかなか難しいです。双眼鏡や望遠鏡があったほうがいいです。でも、見えにくいからこそ象徴的なんですよね。自分の誇りや自信って、常にくっきり見えているわけじゃないです。ときどき感情に覆われて、どこにあったのか分からなくなることがあります。
月は感情や無意識を表します。強い感情に包まれると、自分の軸が見えなくなることってありますよね。でもこれは、消えるわけではないんです。2時21分頃、暗い縁からまた姿を現します。見えなくなった光が、戻ってくる。
今年は日本でレグルス食が3回あります。次は3月2日です。何度も起こるということは、テーマが続いているということなんです。自分の中心にあるものを、何度も確かめる時間なんだと思います。
数の流れで見ると、1という始まりのエネルギーが重なる時期です。外側で何かを大きく変えるというより、自分の内側にある光を思い出す作業に近いんですよね。人にどう見られるかより、自分が自分をどう扱っているか。そこに問いが向きやすい。
恒星食は、派手な天体ショーではないです。でも、確実に起こります。誰にも気づかれなくても、星は月に隠れ、また現れる。そのリズムを見ていると、自分の揺れも悪いものじゃないと思えてきます。
もし起きていられたら、南東の空をのぞいてみてください。見えなくてもいいんです。いま自分の光はどこにあるのか。そう考えるだけでも、この未明の空は意味を持ちます。
